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王寺町が令和2年度決算を承認、災害対策基金条例も可決

王寺町は令和2年度の一般会計歳入歳出決算を承認、新型コロナ対策の支援効果を評価。
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令和3年第3回王寺町定例会が9月28日に開催され、町長の平井康之氏は、各議案の承認に感謝の意を示す。

本定例会では、令和2年度の決算認定が主要な議題となった。

特に一般会計の歳入歳出決算認定については、歳入総額138億2,705万9,009円、歳出総額134億5,216万4,349円となっており、形式収支額は約3億7,489万4,660円に達した。これは新型コロナウイルス感染症対策などへの支出が寄与していると見られる。

決算特別委員会の鎌倉委員長は、市民生活への影響として、様々な支援策が講じられたことに触れた。具体的には、地域振興券や飲食店向けのプレミアム回数券の供給などで、特に地域経済の支援として意義深いと評価されている。

また、国民健康保険特別会計の歳入は22億2,723万3,390円で、支出は22億2,576万3,622円、差引額は146万6,768円となった。高橋理事は、国保税の引上げが住民に与える影響の懸念を示したが、賛成意見としては、高い収納率と適正な運営が評価された。

後期高齢者医療特別会計では、歳入が4億295万6,886円、歳出が4億250万1,397円であった。質疑では、高齢者の保険料が増加傾向にある点が指摘され、これに対する反対討論が展開された。議会では、さまざまな立場から意見が交わされたが、最終的に賛否が分かれた。

さらに、王寺町の義務教育学校設置に伴う条例整備も、重要な議題とされた。令和4年4月には、町内の教育体制が再構築される予定で、整備状況について幡野委員長が報告した。

加えて、災害対策基金条例や介護保険特別会計の補正予算もすべて原案どおり可決された。特に新型コロナワクチン接種に関する報告も重要視され、接種率は1回目78.2%、2回目65.0%に達する見込みが示された。

最後に、議会は全議案を可決しつつ、平井町長は今後も感染防止に努め、住民の生活向上を図ると強調した。また、地域経済の活性化へ向けた施策が今後も進められる予定であると述べた。

議会開催日
議会名令和3年9月王寺町議会第3回定例会
議事録
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