令和3年12月16日、王寺町議会第4回定例会が開催された。
会議では、予算案や条例改正など13件の議案が提出され、それら全てが原案通り可決された。重要案件としては、王寺町一般会計補正予算(第6号)の承認が挙げられる。これは、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億2,571万1,000円を追加し、総額141億6,892万1,000円とするものだ。
また、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計の補正予算も可決された。国民健康保険特別会計では総額2,296万1,000円を追加し、総額24億3,096万1,000円とする。
介護保険特別会計においても、歳入歳出予算の総額を20億2,624万6,000円に引き上げる内容が議決された。さらに、旧王寺北小学校施設を地域の活動に活用するための条例制定や学校給食センター設置につながる計画もこれに含まれた。
特に、新型コロナウイルス感染症に対応するための意見書が2件提出された。1件は、オンライン本会議の実現に向けた地方自治法改正を求めるものであり、若林かずみ議員が提案した。もう1件は、米価の下落に対する活発な支援策を求める意見書で、幡野美智子議員が朗読し提案した。
平井康之町長は、全案件が原案通り可決されたことに感謝し、今後の新型コロナウイルスワクチン接種の推進などの方針を示した。議会は、議員の活発な参与を通じて、効果的な政策推進に取り組む姿勢を強調した。