令和2年第3回王寺町議会が9月16日に開催され、様々な議題が上程された。この日、特に注目を集めたのは令和元年度の一般会計歳入歳出決算の認定である。歳入総額は98億8,549万6,601円、歳出総額は93億8,082万7,009円となり、結果的に4億9,757万5,92円の実質収支が見込まれている。
議会では、平井康之町長が挨拶を行い、出席議員に感謝の意を示した。議事が進む中、北村達夫議員が決算特別委員会の報告を行い、議第58号から第63号までの案件について詳述。
スーパーシティ構想の推進には、新たな教育体制やハード面の充実が求められる。今後は義務教育学校(北)、(南)の開校準備が進められ、必要な設備投資が進行していく。特に厨房機器設置工事や大規模改造工事においては、事後審査型の条件つき一般競争入札が行われ、これにより各業者による経済的効果が期待される。
特に、王寺町の令和2年度一般会計補正予算及び介護保険特別会計の補正予算も挙げられた。介護保険料の問題に関しては、所得に応じた負担軽減措置が示され、今後の制度改革が求められている。
また、手話言語条例の新設や家庭的保育事業等の法律改正は地域福祉の向上を目指し進められる。今後は町民からの意見を尊重しながら、各施策の充実が図られ、王寺町での福祉環境の深化を期待したいとの意見も多く見られた。
全ての議案は賛成多数で認定され、連携強化と住民サービスの向上に向けた取り組みが引き続き注目されている。