令和2年6月30日、王寺町議会の第4回臨時会が開催された。
本臨時会では、[仮称]王寺義務教育学校(北)新築工事の請負契約について審議された。
議事は順調に進行し、出席議員12名による定足数は常に満たされていた。
平井康之町長は会議の冒頭で、出席議員に感謝の意を示した。
町長は、新しい義務教育学校の設置が教育のまち王寺の実現に貢献すると強調した。
今後の進捗に関して注意深い審議を求めた。
日程第2では、会期が決定され本日1日間とすることが了承された。
その後、議第54号に関する提案説明が行われた。
平岡秀隆副町長は入札に関する詳細を報告し、村本建設株式会社奈良本店が落札候補者となったことを明らかにした。
契約金額は54億4,390万円で、これには消費税が含まれる。
議長の指名により、この契約に関する質疑が行われたが、特に質疑は上がらなかった。
そのため、討論に入り、小山郁子議員が反対意見を表明した。
彼女は、今後の感染症対策に対する懸念を述べ、学校のクラス規模が増加することに問題があると訴えた。
小山議員の意見に対し、玉守数叔議員はこれに反論し、新学校の重要性と必要性を強調した。
討論の末、議第54号は賛成多数で可決された。
町長は着手への期待を寄せ、今後も協力を呼びかけた。
臨時会は午前10時12分に終了し、全ての案件が無事に審議されたことが確認された。
議会は、王寺町の教育環境整備に向けた新たな一歩を踏み出した。