令和2年第5回臨時会が王寺町議会で開催された。この会議では、令和2年度一般会計補正予算の審議が行われた。
本日の会議の冒頭で、議長の中川義弘氏が、出席した全議員に対し感謝の意を示すとともに、議題に入ることを宣言した。平井康之町長は、補正予算の内容について議員に説明し、十分な審議を求めた。
今回の補正予算には、王寺町の文化福祉センターの空調設備に関する追加工事費が含まれている。平岡秀隆副町長によると、予算額は追加で1億300万円が必要であり、総額164億1,190万2千円となる見通しだ。この補正は、施設の老朽化を受けた必要な改修工事に対応するものである。
北村達夫委員長が質疑を行い、文化福祉センターに関する予算の増額について、当初の予算計上時における理由を尋ねた。幸田芳和教育総務部長は、現状の調査から必要な改修箇所が判明したと説明し、当初の計上額が予想よりも少なかった経緯を説明した。
また、私立保育園の小規模保育所開設に関する補助金の増額についても議論が交わされた。幡野美智子議員は、保育士の確保状況について質問し、森田眞弓こども未来部長が定員や資格についての詳細を回答した。
最終的には、補正予算案は原案の通り可決され、議論は円満に終わった。平井町長は、今後も施策の推進に向け、全力で取り組む意向を表明した。