令和4年12月6日、王寺町議会は第4回定例会を開催し、16件の議案が審議された。
町長の平井康之氏は、特に新型コロナウイルス対策としての補正予算について強調した。即決処分として取り上げられた議案には、一般会計補正予算の第4号と第5号が含まれ、各々8207万7000円および2億125万7000円が追加されることが決定した。これらの補正は、オミクロン株対応ワクチン接種や生活支援に寄与するものとして位置付けられた。
平岡秀隆副町長によれば、第4号予算は新型コロナのワクチン接種に必要な経費を計上し、第5号では、生活困窮者支援として住民税非課税世帯への5万円支給や、町全体の振興を目的とした振興券の交付を計画している。
また、人権擁護委員の推薦に関しても、平井町長は大西いつ子氏と小笠原武氏を引き続き推薦する意向を示した。両氏は、社会の実情に詳しく、活発な人権思想の啓発活動を行っているとして高く評価されている。
本定例会では、さらに、王寺町のそれぞれの特別会計や法律に関する新たな条例が提案された。特に、王寺町個人情報保護条例は、昨今のデジタル社会の変化に対応するために制定される。
町議会議員の報酬などに関する条例改正についてもおおきな関心が寄せられ、予算や報酬に関わる法律の改正が2024年の人事院勧告に基づいて行われる見込みである。
今回の会議では、議員による質疑が行われ、報告された議案は概ね異議なしで承認される運びとなった。これから議会は、王寺町のさらなる発展に向けた議論や施策の実現を期待されている。