令和4年9月5日に王寺町議会にて開催された定例会では、複数の重要案件が議論された。
特に注目を集めたのは、令和3年度の決算に関する各特別会計の認定である。
平岡副町長は、「令和3年度王寺町一般会計歳入歳出決算について、歳入総額170億4877万7297円、歳出総額165億1837万9103円で、翌年度繰り越すべき財源1,952万8千円を考慮した実質収支額は5億1087万194円である」と述べた。
また、国民健康保険特別会計や介護保険特別会計についても言及があり、具体的な数字が示された。
特に国民健康保険特別会計は、歳入総額23億9565万8402円、歳出総額23億8422万3294円となり、収支は1143万5108円の黒字になった。
さらに、業務用パソコンの購入契約も審議された。
平岡副町長は、メーカーによる保守サポートが終了するノート型パソコン75台を更新するための契約について「落札価格は1億7896万2300円、王寺町の負担は約1601万円になる」と説明した。
最後に、安倍元総理大臣の国葬についての意見書が提案されたが、幡野議員は「国葬の根拠は法律にない」と疑問を呈し、見直しを求める意見書の採択をお願いした。
しかし、この意見書は賛成者が少数で否決された。
おおむね会議は16日間の会期での進行が決定され、会期の日程や開会、定数も無事に成立したことが確認された。有意義な議論が行われ、今後の町の運営に重要な影響を与える重要な会議となったといえる。