令和2年第6回臨時会が開催された。
午前10時に開会し、全ての議員が出席している。そこで、新型コロナウイルス感染症対策として、理事者の出席を制限して進行した。
平井康之町長はあいさつの中で、今回の臨時会の主要な目的が給与改定に関する条例の改正であることを強調した。
議日程は、会議録署名議員の指名と会期の決定に始まり、議第73号と第74号の条例改正が続いた。
まず、議第73号では、王寺町議会議員の議員報酬に関する条例改正が討議された。平岡秀隆副町長が提案した内容では、年間の期末手当支給月数を0.05月分引き下げることが検討された。
これに対する質疑はなく、原案は全会一致で可決された。
次に、議第74号に移り、同様に給与改定に関連した条例が説明された。今回の改正案でも、議員報酬における引き下げが同じ理由で推奨されている。こちらも同様に質疑は行われず、賛成意見が示された後に可決された。
討論では、小山郁子議員が反対の立場を表明した。間接的に触れたのは、コロナ禍における職員の奮闘や、過去10年で初めてとなる給与の引き下げの影響を懸念するものであった。一方、松岡成行議員は、地方公務員法に基づく必要性から賛成意見を述べた。
全ての議案が可決され、平井町長は閉会の挨拶で今後の施策への協力を求めた。会議は午前10時15分に終了した。