令和元年第4回定例会が12月5日に王寺町で開会され、議題の審議が行われた。
会期は8日間と決定され、様々な議案について討議されることとなった。平井康之町長は、「本定例会では、専決処分事項、人事案件、補正予算など多岐にわたる案件が提出されている」と述べ、慎重な審議を求めた。
特に、令和元年度王寺町一般会計補正予算に関する議案は、歳入歳出予算の総額に6045万3000円の追加が提案され、総額が98億6909万4000円に達する見込みだ。また、王寺町の国民健康保険特別会計に関する補正予算も5,850万4000円の追加が予定されており、歳入歳出それぞれ24億4398万8000円になる。
さらに、会計年度任用職員制度に伴い、任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定も議題となった。この新しい制度は、地方公務員法及び地方自治法の改正に基づいて創設され、町の公務における効率を高める狙いがあるという。
もう一つ、注目されるのは西和地域における病児保育室設置条例の制定であり、これは保護者の子育てと就労を支援するために重要な施策である。
議会では、経済・人事・行政に関連する骨子の意義が強調され、各常任委員会への付託が行われた。さらに、王寺義務教育学校に関わる契約についても議論がなされ、展示を伴う調査や、教育環境整備の重要性が指摘された。
また、討論の中で、鎌倉文枝議員が国道25号の早期事業化について具体的な要望を提出した。これは依然として地域住民の安全管理や交通渋滞解消に向けた課題と言える。