令和5年第3回王寺町定例会が始動した。
開会にあたり平井町長が挨拶を行い、全15件の議案の審議をお願いした。特に重要視されたのは、決算認定、教育委員会等の人事案件である。
会期については、9月4日から15日までの12日間と確認され、平井町長が出席議員へ発言を求めた。議題の中でも、王寺町教育委員会委員の任命同意について、平井町長が新たに山川有紀子氏の選任を提案し、全会一致で可決された。
また、人権擁護委員については川口哲廣氏の推薦案が提出され、こちらも賛同を得た。
財政面では、令和4年度の決算が16案として示され、全体の歳入総額は117億2,924万1,757円で、歳出は112億2,639万6,273円となっている。歳入から歳出差引額は約5億円で、翌年度への繰越しに一部が充てられる。
教育関連では、王寺町固定資産評価審査委員会の選任同意も無事可決し、森彰氏の継続任命が決定した。決算特別委員会は設置され、議会全体で審査が進む。これに関連して、具体的な歳入・歳出決算が算出され、環境整備に向けた予算も提案された。
最後に、地域力を高めるための各種事業計画も報告され、入札による業務用パソコンの購入契約が成立し、必要な投資が行われることが確認された。同工事では、工期短縮が図られると期待されている。
次回は、議会運営委員会が開催され、さらなる詳細が審議されることとなっている。