令和2年第2回臨時会が4月17日午前10時に開会し、議事が進行された。特に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた報告や対策が議題に上った。平井 康之町長は、国が発出した緊急事態宣言について言及し、府県を超えた感染拡大を懸念していると抱負を述べた。
また、本町では、感染拡大防止策として、学校や公共施設の臨時休業を延長し、住民への手洗いや咳エチケット等の啓発を徹底する方針を確認した。さらに、生活圏として共通する生駒郡とも連携して取り組む意向を示した。
具体的な会議内容では、令和2年度王寺町一般会計補正予算や国民健康保険特別会計補正予算の提案があった。特に一般会計補正予算は、追加で2,500万円となり、転石の破砕工事費として計上された。議会内で反対意見も出たが、最終的に可決された。この補正予算には、義務教育学校(北)の整備に伴う経費が含まれ、補正後の総額が126億6,700万円となる。
また、専決処分事項として、非常勤消防団員に対する公務災害補償条例の改正があり、これについても承認された。今回は議長及び副議長の辞職に伴い、選挙も行われた。議長には中川 義弘氏、副議長には沖 優子氏がそれぞれ選出された。
さらに、常任委員や各環境施設組合議会の議員選出等の案件についても一括して承認された。最終的には、王寺町議会第2回臨時会が無事閉会され、住民福祉向上に向けた施策が今後も進められることが期待される。