令和2年第2回定例会が令和2年6月18日に開催された。
多くの重要な議案が提出され、各議員による活発な質疑と討論が行われた。特に、新型コロナウイルスの影響を反映した補正予算案が焦点となった。
平井 康之町長は開会挨拶において、町民の生活と地域経済を支援することの重要性を強調した。特に感染防止策や防災対策に取り組む旨を述べ、慎重な審議を求めた。
日程の中で、議第42号の令和2年度王寺町一般会計補正予算(第4号)について審議が行われ、これに関連して歳入歳出予算が385万円減額され、総額152億7,243万円とする内容が全会一致で可決される。議第45号の王寺町税条例の一部を改正する条例では、独り親家庭に関する寡婦控除の見直しが行われ、こちらも全会一致で可決された。
また、新型コロナウイルス感染症に対応した議第46号の改正について、寄附金税額控除や住宅借入金等特別税額控除の特例を設ける予定であり、こちらも無事に可決された。
くらし環境常任委員会からの報告では、介護保険特別会計補正予算と関連条例改正が各々可決され、生活困窮者に対する負担軽減が続けられる姿勢が見られた。特に、介護保険料の軽減措置の拡大が重要視されている。
平井町長は新年度に向けた追加補正予算についても言及し、出水期における備えとして、葛下川の溢水防止策に関連する経費の計上が行われ、約28万人におよぶ予備的対策を進めることが明らかとなった。これにより、地域の防災対応力が一層向上すると期待されている。
さらに、新型コロナウイルスの影響が続く中、町の教育機関での対策についても報告があり、件数が増加していることが懸念されている。しかし、安心して役立つ支援策が用意されていることも認識され、地域の連携が強化されていく可能性が示唆された。
議会運営委員会では、閉会中の継続調査や派遣についても決定され、今後も町の発展を図るための取り組みが続けられる旨の報告が行われた。議会は、今後の地域の発展に向け、結束して取り組む姿勢を見せている。