令和3年第4回定例会が令和3年12月7日に開かれ、重要な議案が多数審議された。特に、補正予算や条例改正に関する提案が多く、町民生活に直結する内容として注目されている。
町長の平井康之氏は、「本定例会には合計14件の提案がある」と述べ、補正予算の内容を詳細に説明した。この中には、コロナ禍における子育て支援策としてゼロ歳から18歳の子どもを持つ年収960万未満の世帯に対し、12月から1人当たり5万円支給する経費が含まれている。
また、補正予算の中には、令和3年度の一般会計に関連する議案が4件含まれており、歳入歳出予算が総額で141億6,892万1千円に増加すると発表された。
議案の一つ、旧王寺北小学校の施設利用に関する条例が新たに制定される。これは、令和4年4月の義務教育学校開校に伴い、公的な教育活動及び地域住民の自主的活動の場を確保するためのものだ。
さらに、新たに設置される王寺町立学校給食センターに関する条例も可決された。これは、令和4年4月に開校する義務教育学校に合わせた取り組みであり、地域の教育環境を整えることが期待されている。
一方、国家レベルの基準に基づくさまざまな条例改正も審議され、特に子ども関連の保育基準の見直しが話題になった。平井町長は、「教育や福祉の充実を通じて、町民が安心して生活できる環境を整えていく」と強調した。これに対し、具体的な質問がないまま、全体が順調に進行した。
最後に、奈良広域水質検査センター組合に関連する規約の変更案も可決され、地域の水道事業の一体化に向けた重要な一歩となった。今後の動きが注目される。