令和2年第1回臨時会が令和2年1月23日午前10時より開会され、町の重要案件が審議されました。
今回の会議では、主に専決処分の報告、条例の改正、指定管理者の指定が議題として取り上げられました。
まず、平井 康之町長が議会において提案した専決処分事項の報告では、桃山住宅の給水管破損による損害賠償の総額813万4348円について、このうち357万9000円を既に支払い、残り455万5348円を支払うことが議決されました。平井町長は「今回の事案に対し、町として責任をもって対応する」と述べました。
また、指定管理者として株式会社冒険の森が菩提キャンプ場の運営を行うことが決定し、運営計画が報告されました。指定管理者の期間は10年を予定し、事業の持続可能性について質疑が交わされました。
さらに、王寺町の役場敷地内での喫煙問題に対する対応として、平井町長と平岡 秀隆副町長が給料の10%を自主返納する条例改正案が議論されました。松岡成行議員は「行政の信頼を揺るがす行為であり、より厳しい処分が必要だ」と意見を述べましたが、他の議員からは自主的な責任の取り方と評価される意見もありました。
町長は議会に対し「管理監督責任として私の給料の一部を返納する。この行為は信頼を揺るがすもので、心よりお詫び申し上げます」と強調しました。議会は、町長と副町長の自主返納案を原案通り可決しました。
最後に、全ての議案が承認された後、平井町長が閉会の挨拶を行い、住民からの信頼回復を強調しました。今後は職員のコンプライアンス徹底に努め、町のさらなる発展に向けて全力を尽くすことを誓いました。