令和5年第1回定例会が王寺町議会で開催され、教育に関する重要な問題が議論された。
今回は、就学援助制度の対象拡大や学校給食の無償化についての意見が中心となった。特に、就学援助制度については、経済的理由により支援が必要な世帯に対し、その基準を生活保護基準額の1.4倍に引き上げるべきとの意見が出た。教育長の中野氏は、現状の1.3倍でも支援している世帯が多く、より具体的に支援を届ける取り組みが重要であると説明した。
続いて、学校給食の無償化問題も取り上げられた。幡野議員は、「学校給食は命の支えである」として全ての子どもが平等に給食を受けるべきであると強調した。この学校給食無償化は、特に子育て世代に直接的な支援を行うものであり、国の政策としても期待されている。教育長は、国の施策を見極める必要性を述べつつ、地元の実情に即した施策の実施を引き続き考慮していく意向を示した。
このほかにも、避難所運営については新型コロナウイルス感染防止策も考慮される中、今後の運営方法を模索する必要があるとの認識が示されるなど、各議員から様々な質問が寄せられた。
特に、厳しい経済環境で生活に苦しむ家庭への支援が求められており、議会ではそれぞれの問題に対する熱い議論が繰り広げられた。