令和4年6月17日、王寺町の定例会が開催された。
この日は、令和4年度の一般会計補正予算(第2号)や各種条例の改正が審議され、出席議員は11名で全会一致で可決される見通しとなった。
平井康之町長は本会議で、提案された案件に関して了承を得られたことに謝意を示し、その後、北村達夫議員が議会運営委員長として日程を報告した。
特に注目された案件が、当町の一般会計を3億2321万円増額する補正予算である。
この予算は全会一致での可決となり、町の運営における重要な資金となることが期待されている。
次に、王寺町の個人情報保護条例の一部改正が提案され、これも議会で原案どおり可決された。
この改正は、デジタル社会を見据えて行うもので、行政機関の個人情報保護の観点から重要な法整備である。
さらに、税条例の一部改正についても審議が行われ、住宅借入金特別税額控除の延長などが合意された。
地方税法の改正に基づくもので、住民に対する税負担軽減策が整備される。
会議の追加議題には、文化福祉センターと王寺アリーナにおける屋上防水・外壁改修工事の請負契約に関する議案が含まれていた。
両工事は老朽化が進んでいることから急務であるとされ、請負業者も決定した。
幡野美智子議員からは、冤罪者を救済するための再審法改正を求める意見書が提案され、これも賛成の声が上がった。
この意見書には、証拠の開示や再審手続の整備に関する具体的な要請が盛り込まれている。
また、議員の派遣についても、先進自治体の視察などが決定し、議会改革特別委員会や義務教育学校特別委員会の閉会中の調査を継続することが承認された。
最後に、平井町長は議会の協力に感謝し、今後の町の発展に向けた意気込みを示した。
これにより、本日の会議は円滑に終了し、王寺町の今後の行政運営に期待が寄せられている。