令和5年度奈良市議会の定例会が開かれ、重要な議案が審議された。議題には、令和5年度奈良市一般会計補正予算を含む17の議案が含まれており、質疑応答が行われる中で市民生活に直結する内容が多く取り上げられた。
副議長の伊藤 剛氏が開会したこの会議では、まず、コロナ禍での補正予算案の概要が示された。市長の仲川 元庸氏は、市立学校における給食費無償化や農畜産業向けの補助経費の計上について触れ、「物価の高騰に対する支援措置が必要である」と強調した。
続いて、内藤 智司議員が公共施設の老朽化対策について質問した。市長は、「老朽化した公共施設の維持管理は、財政健全化のためにも重要な課題である」とし、施設の統廃合についても見直しが必要との認識を示した。特に、定員適正化計画についても議論され、正規職員数の減少が災害対応にどのように影響を与えるのかが疑問視された。
防犯カメラ設置事業に関する質疑もあり、フリースクール支援、環境政策の推進、具体的施策が求められる中、教育長の北谷 雅人氏は」、学校での子供の読書活動について、「技術の進化によって、読書状況を把握する方法を多様化させている」との考えを示した。