令和元年6月25日、奈良市議会は定例会を開いた。
議事においては、議長の辞職願の報告とそれに続く辞職許可、そして新議長の選挙が行われた。まず、東久保耕也議長が提出した辞職願について、副議長の森岡弘之氏が議題に挙げると、議会は異議なしと認め、辞職許可が決定された。
東久保議長は、14年間の議員活動に対する感謝の意を述べ、「市政発展のために精いっぱい働く」と新たな決意を示した。議長辞職後、議長選挙に移り、投票が行われた。この選挙では、森田一成氏が選出され、22票を獲得し新議長に就任。
新しい議長の森田一成氏は、当選の挨拶の中で、「市民に愛される議会、尊敬される議会を目指す」との意気込みを語った。また、市長の仲川元庸氏や、副市長らも出席し、議会の円滑な運営を支援する意向を示した。通算で37票が投じられ、全員一致で新議長が決定したことが報告された。
今後の課題としては、議会の信頼性や透明性を高め、市民に寄り添った政策を推進することが求められる。次回の会議は翌26日に予定されている。