令和5年3月定例会では様々な重要な議題が議論された。
中でも観光振興、医師確保、交通渋滞、消防体制に関する問題が特に注目を集めた。
観光業については、綾香良浩議員が平戸市の観光ビジョンを提唱した。
新型コロナウイルスの影響から、観光業の振興が急務であると述べ、観光資源の活用を強調した。
これに対し、市長は観光地域づくりの重要性を語り、地域資源を活かした取り組みを推進するとした。
特に、平戸城のリニューアルと観光の連携を強調し、地域の魅力を引き出す観光施策を進める意向を示した。
医師確保についでも議論が交わされた。平戸市は医師不足に直面しており、特に若い世代の定着が求められている。
市長は、県北地域医療の課題解決に向けて、県知事や医師会との協議を進めていることを説明した。
また、医師少数スポット構築の動きも紹介され、改革の進展を期待する声が上がった。
交通渋滞問題では、平戸大橋近辺の交通量増加が指摘された。市は早急に県に対して改善要望を行っている。
特に、令和5年度に完成予定の田平工区バイパスが渋滞軽減に寄与するという視点が強調された。
消防本署におけるパワーハラスメント問題も重要な議題であった。
消防職員の中には苦しむ声もあり、組織としての再発防止策を考える必要があるとの議論が行われた。
また、職場環境整備の重要性が強調され、今後の取り組みとしてさらなるハラスメント防止対策の強化が求められた。
最後に、度島地区の常備消防や離島の買物支援についても言及された。
特に、離島の買物支援事業は地域住民の生活を守るために重要な施策となっていると説明された。