令和3年12月定例会が開催され、議題の中で特に重要なテーマが数多く取り上げられた。発言の訂正、一般質問、若者の定住促進策、シーサイドエリア活性化施策、コロナウイルスワクチン接種、高齢者認知症支援などが議論された。
発言の訂正については、綾香議員から12月8日の一般質問における発言の不適切部分に関する訂正申出があり、議長(山田能新氏)はこの件についてお諮りの後、認める旨の声明を行った。また、一般質問では近藤芳人議員が人口減少問題や若者の定住促進策に言及し、平戸市の人口が約29,000名に減少している現状について強い危機感を示した。特に定住化施策の必要性を訴え、マーケティング戦略についても言及した。
また、文化観光商工部の白石二也氏は、平戸市総合戦略及び人口ビジョンに基づく若者の支援策、具体的にはUIターン者向けの住居支援の充実を強調した。これに加え、認知症支援策の必要性も議論された。福祉部長(桝田俊介氏)は、認知症への支援として地域包括支援センターを用いた相談体制の充実や、若年層における認知症問題への対処について説明した。
さらに、平戸くんち城下つんのーで祭についてはイベントの開催と来場者数について説明があり、天候にも恵まれ多くの市民に楽しまれたことが報告された。特に、7953名の来場者を迎えたという結果は、平戸市にとっても明るいニュースであった。
この定例会では、再生可能エネルギー活用の離島活性化基金の配当状況や今後の見通しについても言及され、厳しい経営状況にある中での今後の方針が問われた。特に、基金の残高について警戒が呼ばれ、 都市計画の取組においても、高さ制限の見直しについての議論が巻き起こった。