令和元年9月に開催された平戸市議会の定例会で、重要な議題が取り上げられた。その中で、特に敬老祝金に関する改正案が大きな焦点となった。
議案第72号平戸市敬老祝金支給条例の一部改正については、77歳への祝金支給を廃止し、80歳からの支給に一本化する趣旨が述べられた。この提案に関して、賛成意見と反対意見が交わされ、議論は活発に行われた。
反対意見を述べた「日本共産党の山崎一洋議員」によると、高齢者のための施策を減額しながら経常経費を節約するのは矛盾していると指摘した。同議員は、高齢者に対して敬老祝金の減額を行うよりも、他の事業に対する税金の支出を再検討する必要があると強調した。
これに対し、賛成意見を述べた「近藤芳人議員」は、今回の改正は時代の変化に応じた適正な判断であるとの意見を示した。彼は、高齢者施策を維持しつつも、無駄を省く必要性を訴え、前回の改正案に比べてたしかに合理的な提案であると評価した。
また、「総務厚生委員長の山本芳久氏」は、議案第68号の内容について、嘱託員の身分が特別職非常勤職員から私人へと移行することによる影響についての質問に回答した。彼は、変更に伴う対応が適切に行われるよう、今後の準備を進めているとした。
議案第83号では、令和元年度平戸市一般会計補正予算(第2号)の審議も行われた。本案には、ドローンの活用推進事業についての見解が示された。委員の質疑に対し、山本芳久氏は、ドローンを用いた地域振興を目的とし、補助の詳細も明らかにしていく方針を示した。