平戸市の令和元年6月定例会では、観光政策や福祉施策など幅広い議題が議論されました。
特に注目されるのは、観光政策やふるさと納税の影響だ。山崎一洋市議は、平戸城のイベント「海のものがたり」に関する批判を指摘し、過剰な税金の使い方について疑問を呈した。多額の市の支出の結果、市民の批判が高まっているのは事実である。
原発についても議論が続いた。山崎市議は、再生可能エネルギーの推進を強調し、玄海原発の再稼働に対して懸念を示した。規制委員会が厳格化した新基準により、その安全性に疑問を投げかけた。
高齢者福祉関連の議題では、福祉部長が市内の高齢者の現状について報告した。独居高齢者が多く、300人の介護職の人材不足が懸念されており、地元人材の確保の重要性が再確認された。特に、認知症高齢者の増加が問題視されており、地域包括ケアシステムの構築や見守り活動などが進められている。
観光施策においては、平戸版のDMO(デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)の必要性が強調された。観光庁長官も視察に訪れた懐柔櫓の宿泊施設が人気を集めていることから、今後の観光政策は多様な特色を持つ必要があると考えられている。