令和2年9月の平戸市議会定例会が異例の開会となり、約31件の議案の審議が求められた。
議長、山内清二氏が開会を宣言し、出席議員の状況を報告した。今期は特に台風の影響を受け、避難勧告が発令されたことが強調された。市長の黒田成彦氏が登壇し、台風被害に関する報告を行った。
市長は、台風10号による避難者数を説明した。平戸市では避難所が17カ所設置され、延べ3,190人の市民が避難した。この状況に対し、黒田市長は心を痛めており、被害状況や今後の対策について市民に周知する重要性を述べた。また、台風9号と10号による被害状況も紹介された。
特に水産セクターでは、倉庫の倒壊や防波堤の崩壊といった被害が報告された。また、停電が1万6,640件に達していることが明らかになり、復旧に向けた作業が続けられています。加えて、農林関係の被害が拡大しており、今後の調査が待たれる。
この情報後、議会の詳細に移り、黒田市長が令和元年度の決算について詳細を説明した。一般会計の歳入は259億7,175万2,000円、歳出は251億3,858万4,000円で、8億3,316万8,000円の差額があったことが紹介された。新型コロナウイルス感染症対策として、約3,944万円の補正予算が増額され282億5,916万2,000円になったことが述べられた。
また、議案第62号から第87号まで31件の議案が一括上程され、これに対する審議が行われる予定である。特に新型コロナウイルス対策に関連する事項や、災害復旧事業の議案が特色を持っている。
午前の会議を受け、午後の会議での一般質問も控えており、市民の重要な声が反映される場となる見込みである。議長も発言の重要性を認識しており、今後の密接な議論を期待している。
次の本会議は9日の午前10時から開かれ、さらに進行中の課題について継続的に議論される予定である。議事は随時進行し、慎重な審議が進められる。