令和2年6月の平戸市議会定例会が開かれ、様々な議案が審議された。
まず、議長の山内清二氏は、全国市議会議長会からの表彰を受けた議員たちに祝意を表明した。山本芳久議員は在職20年、山内政夫議員は15年、大久保堅太議員、山崎一洋議員はそれぞれ10年以上の在職期間がある。表彰された議員たちの貢献は市民にとって重要であると強調された。会議は定足数を確保し開始された。
続く議事では、会期が10日間に定められ、議案についての説明が行われた。黒田成彦市長は、令和2年6月定例会において、報告3件、承認を求めるもの9件、条例議案12件、補正予算議案2件、事件議案2件、合わせて28件の議案を審議することを求めた。
また、新型コロナウイルス感染症についても言及され、政府が緊急事態宣言を解除したことを踏まえ、本市でも感染症対策を強化しつつ、経済活動を再開する方針が示された。市内の施設や観光施設については、県外からの利用者には制限を設ける一方、公共施設等の開館を順次開始することが報告された。
特別定額給付金の申請について、平戸市全世帯への申請書送付が完了し、申請率が94.3%に達していることが述べられた。市は引き続き、未申請者への周知を進める方針である。
議案の中には、平戸市税条例や介護保険条例など、多くの条例改正が含まれており、特に新型コロナウイルス感染症に関連する支援策が強調されていた。社会福祉に関連する施策も重要視され、関連機関との連携保持が求められている。