令和元年12月定例会では、議案第101号から134号までの一括審議が行われた。
特に、議案第111号の「指定管理者の指定について」では、平戸文化センターの指定管理者を民間企業に変更することに関し、賛否が分かれた。反対の立場を取ったのは、日本共産党の山崎 一洋議員で、文化センターは市民の税金で立ち上げられたもので、人々の利益ではなく、利益追求のために民間企業に振り向けることに問題があると訴えた。
一方、賛成の立場からは12番の大久保 堅太議員が発言し、官民一体で、民間のノウハウを活かすことで、質の高いサービス提供を実現できると強調した。また、文化センターにおける指定管理者制度の特色として、選定過程では公募を通じ、他市の前例も含め、適正な手続きを踏んでいる点を強調した。
福祉部に関連する議案第112号では、平戸市療育支援センター「あったかさん21」の指定管理者に関するもので、増員によりニーズに応じたサービス向上が図られることが確認された。指定管理者の指定料が増加する理由として、夕方のサービス需要への対応が挙げられた。