平戸市の令和5年6月定例会での議論が進む中、松口茂生議員は、鄭成功生誕400周年事業に関連し、その取り組みについて質問を行った。聞くところによると、この周年事業は行政や地域の協力のもと進められており、観光や地域活性化に寄与すると期待されている。黒田成彦市長は、この記念事業が平戸市だけでなく、東アジアとの交流を促進させるとの意欲を述べたことも印象的であった。
さらに、松口議員は街づくりに関する質問を続け、特に「本市のまちづくり」に対する市長の見解を問いかけた。市長は、継続的な観光戦略と住民参加を強調し、地域の特性活かしたまちづくりの重要性を語った。
その後、交通政策に関する質問に移行し、ふれあいバスやフェリー大島の運行状況が問題視された。多くの市民が交通手段に困難を抱えているなか、松尾実議員は、朝の通勤時間帯や学校の帰宅時間においてバスの混雑が深刻であると対象を絞って議論を重ねた。課題解決に向け、交通事業者との連携や運行調整の必要性が示された。
また、文化観光行政についても言及され、特に西九州の魅力を発信する戦略が必要であるとの提案があった。観光地の整備においては、地域と協力し、具体的な整備計画や新たな観光イベントの実施が求められている。士気を高め、地域資源を最大限に活用する方策に期待が寄せられている。
このように、議会での活発な意見交換を通じて、まちづくりや観光振興など様々な課題に対して市が取り組む姿勢が伝わってきた。市長や各部長たちが協力しながら、地域住民のニーズに応えつつ、平戸市のさらなる発展が望まれている。