令和2年3月の平戸市定例会では、新型コロナウイルス対策や環境保全への取り組み、地域医療や高等教育機関の誘致が議論された。
議員からは、平戸市における新型コロナウイルス感染症に関する懸念が提示され、特にマスク不足の問題について対策が求められた。また、池田稔巳議員は、平戸市の環境保全対策に関し、プラスチックごみ問題やその影響についての認識を強調。政府が進める資源循環の取り組みが、ひいては地元経済にも影響を及ぼすため、市としての考え方を問うた。これに対し、市の対応を行う市長は、今後も地域住民と協力し、環境保全に力を入れていく姿勢を示した。
さらに、平戸市における有害鳥獣対策も話題にのぼり、イノシシ被害の減少傾向をうかがわせながらも、依然として課題が残ることが示された。畜産業や農業への影響を考慮し、より効果的な対策が求められている。
高等教育機関の誘致についての報告もなされ、地域産業の担い手としての専門人材の育成が急務であると議論された。地域住民へ市立大学など新たな教育機関設立を促し、地域への貢献を期待する声が高まった。市長は、この取組について誠意を持って進めていく考えを示した。
防災教育についても意見が交わされ、小中学校における防災訓練の実施状況や生徒たちへの教育が重要視された。生徒が自らの身を守るための知識や技術を向上させるべく、地域と連携した授業展開が望まれる。これらの議論はすべて、平戸の安全で安心な地域づくりを目指し、今後の活動に繋がっていくことが期待されている。
皆様はこの課題についてしっかりと受け止め、協力し合いながら地域活性に寄与してほしい。