平戸市の令和5年6月定例会が開会された。
今回の会議では、人事異動が行われた理事者が紹介された。特に、副市長の松田隆也氏が出席し、統括監や各部長の異動を報告した。議長の山田能新氏が進行し、出席議員が全員揃っていることを確認した。会期は16日間に設定された。
会議では、報告と提案された議案が文書により説明され、質疑は後日行うことが確認された。今回の定例会では、24件の議案について審議が行われる見込みである。特に注目されるのは、補正予算関連で、市民生活の安定を図る施策が提案されている。
市長の黒田成彦氏は、春の叙勲の受章者として、元平戸市議会議員と元消防団団長を称えた。また、公式LINEアカウントのリニューアルについても報告があり、各種サービスの向上を目指すと述べた。「市民の利便性を考え、情報提供を強化していきます」と強調した。
また、手数料条例や特殊勤務手当の改正が提案され、コロナ関連の特例が撤廃されることが伝えられた。松田氏も、「私たちの職員がより安心して業務に従事できるよう、環境整備が進められます」と意気込みを示した。
また、環境に配慮した施策も注目されており、平戸市の中瀬草原が全国の未来に残したい草原の里100選に選定されたことは、大きな評価を受けている。農林水産部長の下川隆利氏も、「地域の風景を維持し、観光にも資する取り組みです」と期待を寄せた。
消防関係では、消防ポンプ自動車の購入内容が提案され、地域防災の充実が図られる。これに関連して本山繁治消防長は、「地域の安全を守るため、最新設備を備えます」とコメントした。各議案についての審議は、決定次第公式に発表されることとなっている。