令和4年3月8日、塩尻市議会が開催され、様々なアジェンダが議論された。特に注目を集めたのは、災害復旧状況と道路行政に関する議題であった。
市内で発生した昨年8月の豪雨による土砂災害は、183か所で被害をもたらした。国の補助を受けた公共土木施設災害復旧事業の対象となった18か所のうち、すでに17か所の査定が終了した。市民生活の安全確保が重要であり、迅速な復旧作業が進められている。特に、市道高ボッチ線では、地滑りによる大規模な陥没が発生し、専門家と連携して復旧工事を進める必要があると、細井良彦建設事業部長は述べた。
道路行政では、交通量の多い国道20号の4車線化と国道153号のバイパス計画の進捗がポイントであった。特に国道20号塩尻インターチェンジから柿沢交差点間の4車線化について、部長は既に用地は確保されているとし、今後の道路網整備の重要性を強調した。
また、地域活力の創出に関する質問では、ウイングロードビルの2階に設置が計画されている地域DXセンターについても言及された。地域の活性化には多様なサービスの提供が不可欠であり、中心市街地の商店街とも連携し、地域経済を活性化させることが求められる。