令和3年の塩尻市議会6月定例会が開催され、重要議案が提案されました。
会議は6月3日に行われ、出席議員17名が確認されました。議長の牧野直樹氏が開会の挨拶を行い、市長の小口利幸氏が国勢調査結果について発表しました。塩尻市の人口は67,302人で、前回調査から167人の増加が見られ、これは地域の地方創生政策の成果であると述べました。
議会運営委員長の古畑秀夫氏は、定例会の会期を6月3日から6月23日までの21日間と決定したと報告。また、本定例会で審議される議案は、条例案件5件、人事案件4件、事件案件2件、予算案件2件、報告案件10件の計23件に上ることが示されました。
市長は新型コロナウイルスへの対応状況にも言及し、ワクチン接種の進捗を報告しました。5月22日からの本格的な接種開始により、多くの市民が接種を受けている状況などが説明されました。今後は接種効率を上げるため、医師会とともに集団接種を行う方針を強調しました。
また、経済的支援策について内容が紹介されました。245件の飲食店等への支援金と、7月にはプレミアム商品券も予定されていることが説明され、地域経済を刺激する狙いが伝えられました。
議案質疑では議案第7号「監査委員の選任」と議案第10号「大門保育園大規模改修工事請負契約の締結」が特に取り上げられ、慎重な審査の結果、原案が可決されました。特に大門保育園の計画には地元住民からの協力も得て、地域への配慮が感じられる議論が展開されました。
このように、議会は市民に寄り添った施策と、透明性のある運営を目指しており、次回の会議ではさらなる進展が期待されます。