令和3年5月12日、塩尻市議会の臨時会が開催され、重要な議題が審議された。
今回は、議員提出の議案審議が行われ、議会第1号と第2号について、即決が決定した。
議会第1号では、塩尻市議会委員会条例の一部を改正する内容が提案された。これは常任委員会の再編によるもので、予算決算常任委員会を新設し、現行の3委員会を2委員会に再編することを目指している。
また、議会第2号では、手話言語条例の検討に関する調査研究を目的とした手話言語条例検討委員会の設置が提案された。
両議案ともに原案通り可決された。議会運営委員長の横沢英一氏は、「改正の内容は、今後各議員がより良い運営を行うための一歩である」と強調した。
次に、常任委員及び議会運営委員の選任が行われ、全員での委員の朗読が省略され、指名による選任が決定された。そして、各委員長及び副委員長も互選され、その結果が報告された。
松本広域連合議会議員及び一部事務組合議会議員も指名推選され、全ての議題が適切に処理された。市長の小口利幸氏は、閉会の挨拶で、「議員の皆様には今後とも活躍を期待する」と述べた。
新型コロナウイルスの影響についても言及され、市内の感染者数が増加していることから、市民への感染防止の徹底が改めて求められた。市長は、「クラスターのリスクが下がったとはいえ、警戒心を持つことが重要である」と述べた。
この臨時会において市議会の体制が整えられたことを受け、市の行政は今後の発展に向けて邁進することが期待されている。