令和4年塩尻市議会12月定例会が、12月21日に開催された。
会議では、全17名の議員が出席し、主要な議案として手数料徴収条例の改正や職員給与の改定が審議された。
市長・百瀬敬氏は、石井勉議員からの関連質問に応じ、国道19号の九里巾交差点における右折禁止規制の継続を求める考えを示した。この規制は、大型車両の通行や通勤時の混雑を考慮するものであり、地元の意見も反映させて協議を進める姿勢を表明した。
審議では、議案第1号から第7号までの手数料や職員給与の改正案が可決された。また、議案第8号から第10号では体育施設や文化会館の利用規定見直し、さらには寄附金受け入れに関する法改正についても合意を得た。
特に、職員の給与改定に関しては、人事院の勧告を反映し、全体で0.3%の引き上げが実施されることが強調された。また、定年延長や退職手当規程の見直しも行われ、現行制度の改善が図られた。
請願第1号として介護保険制度の改善が求められ、全議員の賛同を得て採択されたことも注目される。この請願は、公衆衛生体制の強化や医療・介護人員の増加を目指すもので、市の政策の一環として重要視されている。
市長は会議の締めくくりに、感染症対策の重要性を強調し、柔軟かつ迅速な対策実施を約束した。年度末近くの活動においても、市民の意見を反映しながら、今後の施策に取り組む意向が表明された。
このように、定例会は各議案についての積極的な議論を通じて、地域社会に貢献すべく進められている。今後も課題解決に向けた取り組みが着実に実施されることが期待される。