令和3年12月9日、塩尻市議会が開会され、議員たちが重要議題について質疑を行った。
篠原敏宏氏は、桜沢バイパスの完成が地域の交通改善に大きな役割を果たすと強調した。特に、事故や自然災害が多発する国道19号の難所を改善することを求め、バイパス開通後の管理方法や歩道の整備、除雪体制に関する詳細な答弁を求めた。
建設事業部長の細井良彦氏は、桜沢バイパスが11月28日に開通したと報告。今後、国から市へ管理が移管されること、歩道や除雪に関して市が責任を持つことを説明した。特に、公共の安全を確保するためには新たな除雪体制の整備が重要と述べ、地域住民からの要望に対しても適切に対応していく意向を示した。
次に中村努氏が取り上げたのは、再生可能エネルギーに関する条例の件。現在の法制化の動きの中でも、塩尻市が独自に進める条例について詳細に議論された。市民生活事業部長の大槻正弘氏は、この条例が住環境の保全だけでなく、新たな県の動向を反映させて制定されるべきであるとし、具体的な施策についても考慮される必要があると発言した。
また、コロナ対策に関しては、健康福祉事業部長の百瀬公章氏が、支援金の支給対象者が少ない理由と、それに対する対策を明言。現在の経済環境において、生活支援がいかに実効性を持つかが重要と述べた。