令和3年12月定例会が塩尻市役所で開催された。
この会議では、議案の説明が行われ、特に新型コロナウイルス感染症の影響についての報告が注目された。
市長の小口利幸氏は、感染状況が落ち着いていると述べ、ワクチン接種の進捗についても言及した。現在、全対象者の86.1%が2回目の接種を終え、追加接種を1月から開始予定であるという。
また、地域経済を支えるために、プレミアム商品券の発行が行われており、約64%が市内企業で利用されていると報告した。この取り組みはCOVID-19による経済的影響を考慮したものである。
今回は提案された議案の中から、特に注目される条例改正が数件あった。議案第1号では、手数料徴収条例の改正が紹介され、長期優良住宅の普及に繋がると期待されている。
議案第3号では、国民健康保険条例の改正が取り上げられ、一時金支給額が見直される。
前市長が重点を置いている子育て支援についても議論が交わされ、「手話言語条例」の制定が提案された。これは、市民の共生を目指すものであり、地域の理解を促進する内容となっている。
さらに、市長は市道の復旧状況についても言及し、台風による被害の復旧作業が進んでいると報告した。会期は11月25日から12月17日まで、計23日間と決定し、これに従って各議案の審議が進められることになった。