令和4年1月18日に塩尻市議会は臨時会を開いた。議題には人事、および予算関連の議案が含まれており、様々な市政に関する重要な決定が行われる。
出席議員は17名で定足数を超え、会議はスムーズに進んだ。この日の主な議題は監査委員の選任と、令和3年度塩尻市一般会計補正予算に関するものである。市長の小口利幸氏は、これを開会の挨拶で述べた。
小口市長はこの臨時会について、昨年12月の定例会からの続きとして開かれたことを確認した。また、彼は自身が9月に市長の任期を終える旨と、次期選挙には出馬しない意向を明らかにした。特に、20年間の公務に感謝を述べ、市政の現況についても触れた。
新型コロナウイルスの対応については、昨年末から感染者の増加が顕著であり、塩尻市内でも報告された。これを受け、市民に対して基本的な感染防止対策の徹底を呼び掛けており、市は今後の状況に応じた柔軟な対応を目指す考えを示した。
具体的な議案については、監査委員の選任が行われ、岡本忠久氏が適任とされて新たに選任されることになった。また、令和3年度塩尻市一般会計補正予算は、6億2,924万1,000円が増額され、総額が345億5,384万円となり、特に住民税非課税世帯への臨時特別給付金が計上される。
報告第1号と第2号に関しては、議案質疑や討論が設けられず、委員会付託後に即決された。全ての議案は原案の通り、慎重審査の後に可決され議会の議事は無事に終了した。
最後に、閉会の挨拶の中で小口市長は、新型コロナウイルスの影響が続く中で、市民支援を迅速に進める意向を改めて強調した。今後も積雪等の自然災害に備え、危機管理体制を強化する考えを示した。
本臨時会は1日の開催で終了し、議員には今後の健闘を祈る言葉で締めくくられた。