令和3年6月23日、塩尻市議会は重要な議題を取り上げ、本会議を再開した。
この日の会議では、義務教育学校整備工事や一般会計補正予算についての議案が中心に議論された。副市長の米窪健一朗氏は、義務教育学校整備工事に関する契約について、必要なコストや進捗状況を説明した。
議案第14号では、木曽楢川小学校の整備工事の請負契約について、総額で2億8,821万1,000円となる見込みを示した。議案第15号に関しては、令和3年度の一般会計補正予算が303億4,025万9,000円になることが発表された。
この補正予算には、コロナ禍で困窮する世帯への支援金、新型コロナ関連の事業負担を軽減するためのプレミアム商品券の発行などが含まれている。特に、プレミアム付き商品券の発行については、事業所の経済支援を目的としており、参加が増加していると報告された。
さらに、報告第11号として損害賠償の決定に関する案件が紹介された。市道のグレーチングが跳ね上がり、車両に損傷を与えたケースで、6月18日に決定された賠償額が議題となった。
議案第4号および第5号が承認され、手数料徴収制度や医療費給付金に関する条例改正も話し合われた。特に医療費給付金の改正については、柔道整復施術療養費が新たに対象となったことが説明された。
市長の小口利幸氏は、会議の締結にあたり、新型コロナウイルス対策に関する取り組みを強調した。そして、今後のワクチン接種が迅速に進むよう全力を尽くすことを約束すると述べた。市民に対しても、感染防止策を徹底するよう呼びかけた。
失業や経済的困難が続く中でも、塩尻市の議会は市民のための施策を次々と実施し、活発な議論を行っていく姿勢を見せた。これにより、地域社会の発展を推進するための重要な一歩が踏み出されることとなる。