令和3年第6回佐久穂町議会定例会が、6月16日に開かれた。この会議では、様々な議案や陳情についての重要な審議が行われ、全体的に活発な討論が展開された。
議会の冒頭で、議長は出席議員の数を確認し、定足数に達していることを報告した。また、クールビズの実施を宣言し、議会の透明性を保つために議会ライブ中継を続けることを確認した。
この定例会では、まず総務文教常任委員長による報告がされ、承認第4号から第6号、そして議案第44号、46号などが一括で審議された。高見澤春野総務文教常任委員長は、各議案が全員賛成で原案通り承認すべきとした。
特に注目されたのは、発議第2号と発議第3号だ。発議第2号としては議会改革特別委員会設置に関する決議が行われ、高見澤春野議員が賛成討論を行った。彼は議会の透明性や信頼性の確保に向けて、議会改革が必要であると強調した。
発議第3号に関しては、陳情「さらなる少人数学級推進と教育予算の増額」が賛成多数で可決された。賛成者は、現在の教育環境の改善に向けて、国庫負担の拡充が必要であると述べていた。これに対し、反対意見も他議員から提起され、教育政策に対する慎重な検討を求める声が上がった。
最後に、議会は閉会中の継続審査・調査に関する申出書を確認し、異議なしで自動承認した。町長からは、誠実な審議と運営が行われたことへの感謝の言葉があり、今後の町政への反映が期待される。議会は午後4時25分に閉会となった。