令和6年第4回佐久穂町議会定例会では、さまざまな重要な課題が議論された。特に印象的だったのは、「持続可能なまちづくり」と「学校給食」の問題だ。
まず、須田芳明議員は持続可能なまちづくりについて、経済支援や子育て施策とともに重要な課題であると指摘した。特に、長野県内で消滅の可能性が示唆された自治体がある中、地域の意識を高める必要性があると主張した。特に、婚活事業や地域資源の活用が必要だと強調。
その中で、地域のリーダー育成や集落点検の現況も問われた。町長はリーダーの育成や協働のまちづくりが課題であり、特に従来型コミュニティーの変化に対応する必要があると述べた。さらに、集落カーテの更新が困難になっている点にも言及、特に集まる機会が減っている現実があると説明した。
次に、学校給食の問題が討論された。須田議員が物価高騰による給食費への影響について指摘した。町長は現在の給食費で栄養価の確保ができていると述べたが、今後の価格変動に注意する必要もあると認識しているようだ。また、地元農産物の利用促進についても議論が交わされた。町は、地域農産物を活用する際には生産者の負担軽減を考慮していることが明らかにされた。
訪問者の滞在時間を延ばすため、観光資源の拡充も引き続き重要だとしており、特に新たに開設される道の駅八千穂高原が期待される。観光協会や地元企業と連携し、地域の魅力向上に努めることが求められている。
これらの課題に対し、町は様々なアプローチを模索している。特に、協働によるまちづくりは、町の持続可能な発展を支えるために重要な要素であり、今後どのように実現していくかが注目される。