令和2年第7回佐久穂町議会定例会が開催された。
この議会では、新型コロナウイルス感染症に関する状況報告があり、佐々木 勝町長が感染者数の増加を受けた対策を強調した。
町長は、長野県内で感染者が急増していることを受け、住民に基本的な防止策を遵守するよう呼びかけた。特に、感染者への差別や偏見は許されないと強調した。
続いて、台風19号災害に関する報告も行われた。町長は、昨年の災害時の住民の行動についてのアンケート結果を示し、佐久穂町が他市町村に比べて高い避難行動を取っていることを述べ、地域の連携の重要性を確認した。
また、消防団の防災活動が国家的に評価されたことを報告し、地域コミュニティの活動が防災において大きな役割を果たしていると述べた。
さらに、地方創生に向けた「奨学金貸与条例」の改正案が上程された。井出 正臣議員は、この改正が地域定着や起業支援につながることを期待し、若年層の橋渡し役を果たすことの重要性を説明した。条例改正は、コロナ禍においても地域に帰るオプションを提供するものであると指摘した。
これらの議題に続いて、会期の決定や承認案、条例案などが審議されることとなる。議会の運営に関しては、出席議員が重要事項に意見を交わし、活発な議論が予想される。