令和4年第10回佐久穂町議会定例会が開催された。
佐久穂町では、12月6日午前10時から町役場議場で定例会が開始された。出席議員は14名で、会議の定足数を満たしていることが確認された。
初めに、議長の挨拶が行われ、今回の定例会においては「議会ライブ中継」と「サテライト中継」が実施されることが告げられた。特に、新型コロナウイルス感染症防止策として、参加者全員にマスクの着用が呼びかけられた。また、タブレット等の持ち込みが許可され、ICT推進も図られている。
会期については、11日間の予定で、本日から16日までとなった。この間に議論される案件は、条例案17件、補正予算案6件、その他6件の合計29件であることが発表された。
町長の佐々木勝氏は、開会挨拶の中で、イルミネーション点灯式の実施や道の駅整備事業についても触れている。 具体的には、「町の灯りは安心感を与え、地域へ強い思いを届けている」と述べた。また、コロナウイルス感染症の影響についても触れ、医療体制の逼迫や入院受け入れについての困難さを強調している。
その後、町立千曲病院の医療崩壊を防ぐための対策としてコロナ対応病床を増床し、適切な感染症対策を進めていることも説明された。今後の方針として、国や県の動向を注視し、感染拡大を防ぐ努力が必要であるとした。
議案の上程では、特に議案第69号から第97号までが告知され、町長から補足説明が行われる。議案第92号の北庁舎改修工事に関する契約の締結は、契約相手の畑八開発株式会社が選定され、原案通り可決された。これにより、今後の行政運営が円滑に進むことが期待される。
また、住民税務課からはマイナンバーカードの普及促進に関する報告も行われ、普及率は49.3%に達しているとのことである。経済対策チケットの販売状況も報告され、地域経済の活性化に寄与しているとのことだった。
議会全体の報告の後、休憩を挟み各課長からの補足説明が続いた。最終的に、議会は予定通り散会し、今後の議案審議へと続くことが決定された。