令和3年7月12日の佐久穂町議会臨時会が開催された。
出席した議員は14名で、定足数を満たし正規に開会した。今回の議会はクールビズを実施し、議場内でのマスク着用が求められた。議会の様子はロビーでライブ中継され、ICT推進の一環としてノートパソコンの持ち込みも許可された。
町長の佐々木勝氏が、招集挨拶で東海および関東地方の集中豪雨による災害への懸念を表明した。彼は、過去の台風19号による被害を振り返り、地域の皆様に早急な復興を祈念すると述べた。また町民が自らの地域における災害の危険性を理解する大切さも強調した。
本議会で上程された内容は、議案第56号と第57号の二つである。第56号は一般会計補正予算で、商工費を440万円増額するものであり、既存の予算から調整される。撤去対象はスキー場にある使用されていないリフトの支柱ワイヤーであった。
第57号は公共土木施設の災害復旧工事に関する契約締結についてであり、契約金額は9680万円と設定されている。この契約は、7月7日に指名競争入札を行い、畑八開発株式会社と締結された。
質疑や討論は無く、両議案とも全員賛成で可決された。最後に、会議は午後3時39分に閉会したことが記録された。議会を通じて、町の重要な課題である災害対策が一層強化されることが期待される。