令和4年第4回佐久穂町議会臨時会が5月24日に開会した。
出席議員は14名で、町長、教育長、他の執行部メンバーも参加した。今回の臨時会は、通常とは異なるケースで開催され、主に人事院勧告に基づく給与改正に関する条例改正及び予算補正が議題となった。これに伴い、提案された議案は合計8件で、議案第31号から議案第38号までが上程され、順次質疑、討論、採決が行われた。
まず、会期の決定に関して高橋康徳議会運営委員長は、臨時会の会期を本日の1日とする旨を報告し、異議なしと認められた。続いて、佐々木勝町長が招集挨拶を行い、今回の議案についての説明を開始した。
町長は、今回の臨時会では、毎年行われる期末手当の減額を盛り込んだ4件の条例案と3件の補正予算案が含まれ、全体としての経済状況の変化を反映させる重要な議案であると述べた。特に、0.15か月分や0.1か月分の減額が提案されていることが、議員の間でも注目され、質疑応答の場でもその詳細が求められた。
議案第31号「佐久穂町一般職の職員の給与に関する条例及び任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例」について、議員からの質疑はなく、討論も行われず、原案のとおり可決された。続く議案も同様に進行し、議案第32号から議案第38号まで、質疑、討論ともなく全て可決されたことが記録に残る。
特に議案第38号「第2次佐久穂町総合計画の基本構想の変更について」では、出浦修身議員が賛成討論を行い、後期5か年計画の必要性について約400文字の意見表明を行った。執行機関としての理念の共有が今後の基本構想において重要であることが強調された。すべての議事が終了後、臨時会は閉会した。