令和4年6月9日、佐久穂町議会において定例会が開催された。
本定例会の開会に際し、出席議員は14名で、必要な定足数が達成されていることが確認された。
議長の挨拶に続いて、新型コロナウイルス感染防止対策やクールビズの実施についての説明が行われた。議場ではマスクの着用が推奨され、タブレットの使用が許可された。
会期の決定が行われ、14日間の会期が本日から6月22日まで設定された。議会運営委員会の報告によれば、今定例会の案件は合計24件で、承認案や条例案、予算案が含まれていることが示された。
次に、佐々木 勝町長の招集挨拶があった。町長は、特に一部事務組合の統合に関する報告を行った。佐久市と構成する組合の統合は来年の4月に施行され、新たな組合名が設立される予定であると述べた。
また、コロナ禍によって影響を受けたサービス業の状況について言及し、駒出池キャンプ場の来場者数や売上金が大幅に増加している旨を報告した。令和3年度の来場者数は約1.9倍の4万2473人、売上は約3.2倍の7040万円に達したという。
さらに、6月4日までの新型コロナウイルスワクチン接種状況が説明された。この時点で町の接種率は74.2%であり、長野県全体の接種率を上回っていることが強調された。特に、基礎疾患を有する層への接種券が今後発送される見通しも示された。
議案の上程の際、承認第3号から第9号、認定第1号、及び議案第39号から第51号までが一括で議題に上がった。これに対し、各議案の詳細な説明が行われ、経済的な影響や税の改正に関する承認が求められた。特に、平成30年度の記録的な売上増加に伴う新たな施策の数々が議論された。
議会は、これらの議案が次回委員会での検討に付託されることが決定し、散会の運びとなった。次回の議会は6月22日に予定されており、引き続き議論が行われることが期待される。