令和3年6月の第一回佐久穂町議会定例会が開催された。
議会は町長の佐々木勝氏の挨拶で開会し、出席議員が14名であることを確認した。
議長は「今回の議会ではコロナ感染防止対策としてマスクの着用をお願いしています」と述べた。
議会では、会期が本日から16日までの14日間に決定された。この会期中に上程される議案は、認定案や承認案、条例案、補正予算案など、合計25件に及ぶ見込みだと報告された。議会運営委員長の高橋康徳氏は「一般質問は通告者が7名で、所要時間は7時間を要する」と述べつつ、今後の進行に期待を寄せた。
町長の佐々木氏は新型コロナウイルスワクチン接種の進捗についても言及した。「私自身はすでに2回の接種を完了しており、役場職員らも同様の措置をとっています。今後も計画的に接種を進めていく所存です」と強調した。
新施策について、佐々木町長は「地域の温暖化が進行している中で、町民一人一人がより良い生活を送れる環境作りに努力する」と述べ、具体的には新婚世帯への支援、子育て家庭への補助などが考慮されている。特に新生活支援事業では、最大30万円の支援を行う予定とされている。
加えて、「教育面では、町立保育園や小中学校の給食費の無償化なども取り入れ、さらなる充実を目指す」と述べた。特に、教育力及び町の魅力を高める施策が強調された。
また、報告の中で千曲病院の経営についても言及された。医師の確保が難しく、経営が厳しい状況にあることから、道筋を見いだす努力が求められている。「病院として地域住民に愛される存在であるために、常勤医師の確保と経費の削減を率先して取り組んでいる」とも述べた。
最後に、出浦修身議員からの発議で「議会改革特別委員会」の設置案が提案され、議会全体が更なる透明性と信頼性をもって行動できる環境作りに向けて積極的に応じる姿勢を示した。