令和2年4月23日、佐久穂町議会は臨時会を開催し、重要な議案の審議を行った。
会議は午後3時に開会され、議長の西部元和議員が出席議員数を確認後、会期は本日の1日と定められた。なお、出席議員は14名で、欠席者はなかった。
議議会運営委員長の報告によれば、今臨時会には補正予算案1件、人事案2件、発議1件が提出され、その内容が審査された。その後、議案第34号から第36号までの質疑、討論、採決が行われる運びとなった。
佐々木勝町長は招集挨拶において、新型コロナウイルス感染症への対策について言及した。町長は、国や県の動きに基づき、町の現状を報告し、ウイルス対策の一環として、町内の催しの中止や学校の臨時休業などを説明した。特に、臨時休業中の教育現場での対応については、学童クラブの支援なども着実に行っていることを強調した。
また、議案第34号の補正予算案に関する説明が行われ、台風19号による災害復旧に向けた内容が示された。歳入の主な内訳は、財政調整基金の繰入金等である。歳出については、町単の公共事業への補助が盛り込まれている。
人事案件では、教育委員会委員の任命及び教育長の任命についての提案があり、全て原案通り可決された。これにより、新たな教育委員の小林智一氏の任命が決定し、教育長には渡邉秀二氏が再任される運びとなった。
さらに、発議第6号として「議会改革特別委員会設置に関する決議」が提案され、石井正行議員がその目的を説明した。議員の定数や報酬の見直しを含め、より開かれた議会を目指す取り組みが求められている中で、この提案は議会全体の合意のもと可決された。
最後に、午後4時8分に会議は閉会。本日審議された議案について、関係者は慎重に進める姿勢を示している。町は今後もウイルス対策を徹底し、町民の安全を優先する方針を堅持していくと述べ、会議を締めくくった。