令和5年5月22日に開催された第4回佐久穂町議会臨時会において、議案第35号が可決された。
議案第35号は「デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生拠点整備タイプ)事業佐久穂町(仮称)道の駅建設工事の請負契約の締結」に関するもので、新たな契約相手として畑八開発株式会社が選ばれた。契約金額は21億2300万円であり、この金額が町の予算にどのような影響を与えるかが注目されている。
会議では、まず開会の挨拶が行われ、町長の佐々木勝氏は天候の影響で果樹に被害が出ている状況を説明した。さらに、農業生産者との協議や緊急対策を六月補正予算に反映させる考えを示した。また、道の駅の名称公募についても言及し、190件の応募があったことを明かした。
この会議で特に重要視されたのが、環境問題への取り組みである。町長は2050年カーボンニュートラルに向けた進捗状況を報告し、温室効果ガス削減に向けた計画策定の必要性を強調した。国庫補助事業への申請も成功し、800万円の補助金が決定したことにより、具体的な進行が期待できる。
質疑や討論は行われなかったが、議案第35号の内容は無事可決され、町の進展に寄与することが期待される。議長は最後に全日程が終了したことを告げ、会議は閉会した。今後、道の駅プロジェクトは地域の徳を高める一助となることが見込まれる。