令和2年7月28日、佐久穂町議会臨時会が開催された。今回の臨時会では、町の教育に重要な二つの議案が審議され、全ての議案が可決された。特に、スクールバス及び情報機器の購入に関する議案が議論の中心となった。
まず、提案されたのは「議案第53号 令和2年度合併特例交付金事業スクールバス売買契約の締結について」であった。この契約は、現行のスクールバスが16年使用されているため、新しい29人乗りのバスを購入することを目的としている。佐々木勝町長は、仮契約を締結したことを報告し、バスの更新の重要性を強調した。
次に審議されたのは「議案第54号 令和2年度佐久穂小中学校情報機器売買契約の締結について」で、この事案は国の政策に従い、児童生徒に1人1台のパソコンを提供するためのものである。佐々木町長は、この整備が子供たちの学習環境を向上させ、危機時にも教育を続けられる体制を作ることの意義を述べた。
いずれの議案も質疑はなく、討論も行われなかったため、順調に採決が進んだ。両議案とも全員賛成により可決され、町の未来に向けた教育の充実が期待される。その後、特殊な気象条件による災害の懸念も伝えられ、新型コロナウイルスの感染防止策についても言及された。
特に新型コロナウイルスの影響について、町長は国内の感染状況や感染者数の増加について報告し、住民の協力を呼びかけた。この問題が今後の議題にも影響を与える可能性が高いとされる。新庁舎での初となる議会であったが、無事に閉会を迎えた。