令和5年9月22日、佐久穂町にて定例議会が行われた。
本議会では多くの決算の認定や予算の補正案が審査された。特に、令和4年度の一般会計歳入歳出決算や各特別会計の確定が主要な議題となった。各議員からは、地域社会に根ざした財政運営の重要性が強調された。
総務文教常任委員会の高見澤敏幸委員長は、各認定内容について詳細な報告を行った。委員会では、教育用ICT機器や保育園の電気料などについて質疑があり、議論が活発に進められた。特に消防団退職報償金についての質疑が見受けられた。
また、健康保険証に関する陳情も議題に上がった。陳情第7号は、現行の健康保険証の存続を求めるものであった。竹内達朗議員は、反対意見が出る中でも積極的に賛成意見を述べ、マイナンバー制度による影響を懸念した。彼は新制度導入による新たな経費やトラブルについて警鐘を鳴らし、現行制度の維持を訴えた。
その後、他の予算補正案も一括して審議され、議案第48号及び議案第49号は原案通り可決されることとなった。各議案では、特に新型コロナウイルス感染対策に関連した医療機関への支援が重要視された。佐々木裕之住民税務課長も、今後の予算案における医療環境の整備に意欲を示した。
本議会は、今後の町政に向けた様々な提案や意見交換が行われ、活発な議論が展開されたことが評価されている。さらに、議長は本定例会が充実したものであったことに感謝の意を表し、町民の声を反映した町政が進むことを期待した。さて、閉会の挨拶では、今後の新型コロナウイルスう予防策や町の発展を見据えた発信がなされた。