令和元年第4回佐久穂町議会定例会が6月6日、町役場議場にて開催された。
開会の宣告後、出席議員は13名であり、規定の定足数を満たしていると確認された。議会はクールビズを実施中である。
本会議において、議長は会議録署名議員に5番出浦修身議員と6番井出正臣議員を指名した。会期については、過去の議会運営委員会での協議を踏まえ、本定例会は13日間とすることが報告された。
議会運営委員長の佐々木正雄委員長は、提出される案件の概要として、認定案1件、承認案5件、条例案4件、補正予算案4件及び報告2件の合計17件であることを報告した。次いで、一般質問の通告が9名からあることが言及された。
町長の佐々木勝は開会あいさつにおいて、大日向小学校の開校に伴い70名の入学者を迎えたことを報告し、地域の活性化と相互尊重の重要性を強調した。また、役場の新庁舎建設の進捗状況や、環境美化運動の実施内容についても説明した。
特に、健康福祉課による町内全域でのチャレンジデーにおいて、参加者が4,856人、参加率43.5%であったことが注目された。相手の北海道・芦別市には3%及ばず惜敗したが、完遂を称賛する声が上がった。産業振興課からは、八千穂高原の状況やツールド八ヶ岳の開催報告があり、各イベントの準備に携わった全ての関係者に感謝の意を表した。
この定例会では、認定第1号として平成30年度病院事業会計決算が審議された。報告者より、病院事業の経営成績や財務状況について報告があり、収益的支出の増加により損失が生じたことが明らかにされた。「昨年度から改善が必要な点が指摘されており、経費削減が重要なテーマである」と指摘された。
監査報告では、収益の適正性や財務書類が法令に準拠していることの確認が行われた。スムーズな審議の後、報告および付託事項について異議がなく、すべて承認された。
また、塩尻市を訪問した報告や、精神障害者の就労支援についての請願が承認され、庁内部での監査意見が発表されることになった。議案の付託においては、各常任委員会への送付も承認された。