令和5年第3回佐久穂町議会臨時会が4月21日に開催された。
出席議員は14名で、定足数を満たしたことにより、会議が開始された。会期は本日1日のみと決定され、時宜に応じた迅速な議論が求められた。初めに、佐久穂町の佐々木勝町長が招集挨拶を行い、現在の国際情勢と地域の農業問題に触れながら、議会活動の重要性を強調した。
議案については、教育委員の任命人事が行われ、議案第30号から議案第34号までの5件が提出された。この中には、固定資産評価審査委員会委員の継続任命や教育長の任命が含まれ、全議案が出席議員全員の同意により可決された。
さらに、常任委員会委員の選任も行われ、須田芳明議員が総務文教常任委員会の副委員長に選ばれるなど、各委員会が活性化を図る姿勢が見受けられた。議長は「議会の機能を強化し、住民へのサービス向上に努める」と述べ、新たな委員会設置の必要性も示唆した。
特に、広報特別委員会と議会活性化特別委員会の設置に関する決議が可決され、効率的な議会運営と情報発信の重要性が強調された。出浦修身議員が発言し、「デジタル技術を駆使して、より多くの住民に議会活動を周知していく必要がある」と述べた。
閉会前には、一部事務組合議会の議員選挙も実施され、選任された議員たちが今後の業務に入る準備が整ったことを報告した。会議は、朝10時に開会し、11時55分には閉会した。これにより、臨時会での全日程が無事に終了した。